1995年にスタジオジブリでアニメ映画として上映されましたが、瞬く間に社会現象となった「耳をすませば」。
あれから27年の時を経て、「耳をすませば」がアニメから10年後の世界という設定で2022年10月14日に実写映画が公開されることになりました!
中学生同士のピュアで甘酸っぱい青春、夢を追いかけて大きなことに挑戦する主人公の姿に、胸を焦がした人たちも多くいるかと思います。
その続編という形で上映されることになった今回の映画ですが、気になるのはやはりアニメとの違いではないでしょうか?
これまでも、「キングダム」「銀魂」「カイジ」など、人気アニメや漫画が実写映画化されてきましたが、設定や結末に違いがあったり(ほとんど同じ設定だとは思いますが)、中にはアニメの方が良かったなんて意見もありますよね。
観るかどうかは迷っているが、結末やネタバレについては興味がある方もいらっしゃるでしょう。
ということで、今回は耳をすませば実写10年後結末ネタバレ!
アニメとの違いをまとめてみた!
気になる実写版「耳をすませば」について調べてまとめてみました。
耳をすませば実写10年後結末ネタバレ!
「耳をすませば」実写10年後の結末・ネタバレについてまとめてみました。
※ここからはネタバレを含みます。
ネタバレOKの方のみ、お読みください。
耳をすませば10年後のあらすじ
これまでの実写映画を見ると、アニメをそのまま実写化することが多いですが、今回の作品は、アニメ同様に中学3年生の雫と聖司、そしてその10年後の2人の姿を描いております。
1988年、2人の出会いの形は最悪だったものの・・・
紆余曲折を経て、お互いに惹かれ合った中学3年生の月島雫と、同じく中学3年生の天沢聖司。
聖司はチェロ奏者になるという夢を叶えるべく、高校に進学せず、イタリアへ渡る決意をします。
大きな夢を持つ聖司に背中を押され、雫も小説家になる夢を持ちます。
「離れていてもお互いに夢を追いかけて、いつかまた会おう」
その約束から10年後、雫は小説家の夢を追いかけながら児童書の編集者として出版社で働いていました。
思うようにいかない中で、時折、聖司のことを想いながら自分を奮い立たせていました。
そんな聖司も、遠く離れた雫を想い夢に向かって進んでいましたが、あまり上手くいっていないようでした。
ある日、雫は仕事で大きなミスをしてしまい、仕事か夢のどちらを取るか選択を迫られてしまいます。
答えが見つからない雫は、聖司に会うためにイタリアへと向かいます。
耳をすませば10年後のキャスト紹介
アニメのイメージが強い作品故に、実写映画のキャストが気になってくると思います。
ということで、「耳をすませば」実写10年後のキャストをご紹介します。
ちょっとした裏話もありますので、お楽しみください♪
月島雫 【清野菜名】
読書が好きで小説家になる夢を持つ、主人公・月島雫。
その役には、現在、映画やCMなどあちこちから引っ張りだことなっている清野菜名さんが抜擢されました。
清野菜名さんといえば、俳優の生田斗真さんと結婚し、2022年3月9日に第一子を出産したことを発表されていました。
あれから7ヶ月ほど経っていますが、すでに復帰しているようで、同年7月には映画「キングダム2 遥かなる大地へ」で羌瘣役として、さらに8月には映画「異動辞令は音楽隊!」でヒロイン・来島春子役として出演されていました。
アクションやヒロインなど様々な役を演じてきた清野菜名さんですが、明るく純粋な雫をどう演じるのか、楽しみですね♪
天沢聖司 【松坂桃李】
雫の夢を後押しするきっかけとなったもう1人の主人公・天沢聖司。
チェロ奏者になる夢を叶えるべく、イタリアで修行中して10年が経ちました。
そんな聖司の役を、話題の人気俳優、松坂桃李さんが演じます。
どうやら「耳をすませば」のキャスティングにおいて、
「聖司くんは松坂桃李さんしかいない」
とオファーされるほど、イメージにピッタリの方だったそうです。
余談ですが、松坂桃李さんはチェロの練習をかなり頑張っていたそうで、演奏を聴いたチェリストの方から経験者と間違えられる程、上達したそうです♪
杉村竜也 【山田裕貴】
アニメでは雫と仲が良く、雫に好意を寄せていた杉村ですが、大人になっても交流が続いていたようです。
そんな杉村を演じるのは、2022年エランドール賞・新人賞を受賞し、「東京リベンジャーズ」「燃えよ剣」など数多くの映画やドラマに出演されている山田裕貴さん。
2022年12月9日公開予定の映画「夜、鳥たちが啼く」では主演を務めています。
原田夕子 【内田理央】
雫の親友の夕子も、杉村と同様、交流が続いていました。
アニメでは杉村に好意を寄せていましたが、10年後、2人は恋人同士になっているようです。
夕子役を演じる内田理央さんは、モデル出身の女優で、主演経験もあるそうです。
2018年に放送されたドラマ「おっさんずラブ(テレビ朝日)」において、第22回日刊スポーツ・ドラマグランプリ助演女優賞を受賞しております。
4人の中学生役
ここまで紹介してきましたが、メインキャストの多くが受賞歴や主演経験のある実力派俳優ばかりとなっておりましたね・・・
そして、中学生時代の4人のキャスティングについてですが、雫と夕子の役はオーディションで、聖司と杉村の役はキャスティングで決まったそうです。
子役のキャストはこちらになります。
天沢聖司:中川翼
杉浦竜也:荒木飛羽
原田夕子:住友沙来
耳をすませば実写10年後の結末ネタバレ
夢に向かってそれぞれの道を進んでいた2人は10年という時を経て再会した時、物語はどう動き出すのでしょうか?
そして、迷える2人はそれぞれ何を思い、どういった決断をされるのでしょうか?
最後はめでたく結ばれるのでしょうか?
ネタバレ追記
雫はイタリアで聖司と再会しますが、まるで中学の時のように、良くない形で再会することになってしまいました。
やはり10年という時間は長過ぎたようです。
悩みに悩んで聖司に会いに行った結果、自分と聖司では住む世界が違っていたことを知っただけに過ぎなかったのでしょう。
しこりを残したまま帰国した雫は、小説を書くことを辞めて仕事に集中するようになります。
ショックを受けたというよりも、吹っ切れた感じなのでしょうかね?
夢よりも現実を知った。
夢を見ることができた中学時代とは違い、大人になればそうはいかない、ということも多いですから。
仕事で起こした大きなミスを片付けて疲弊していた頃、雫に一筋の光が見えます。
それは、イタリアにいる聖司から雫宛てに手紙が届いたのです。
その手紙をきっかけに、雫の止まっていた夢が再び動き出すことになります!
耳をすませば実写10年後とアニメとの違いをまとめてみた!
アニメと実写の違いが気になっている方が多いのではないでしょうか?
完全再現というわけではなく、オリジナルストーリーも入っていますので、一部設定が違うのは仕方のないことですが・・・
ただ、その設定の中でも特に大きく違っているものを4つ挙げてみました!
【実写とアニメの違い①】聖司の夢がチェロ奏者
天沢聖司の夢がアニメではバイオリン職人となっていましたが、実写では大きく変わってチェロ奏者となっていました。
さらに言うと、原作となった少女漫画「りぼん」での夢は画家でしたので、まさかの三転です・・・。
ここまで設定を変えなければならない理由は何だったのでしょうかね?
平川監督によると、画家の設定でいくと実写では伝わりにくいとのことで却下されました。
アニメ設定であったヴァイオリン職人は、ジブリのオリジナル設定であったことからこれも却下。
ヴァイオリン奏者の設定でいこうと思ったところ「松坂桃李がチェロケースを背負って、イタリアの街並みを歩いていたらカッコいいんじゃないか」という話が出たことで、今回の設定になったようです。
アニメでカッコよくバイオリンを作る聖司が実写で見られないのは残念ですが、松坂桃李さんがチェロを演奏する姿、チェロケースをカッコよく背負う姿を見てみたいですね♪
【実写とアニメの違い②】雫の仕事は編集者
アニメでは小説家になるという夢を抱いていましたが、10年後の雫は小説家の夢を追いながらも、児童書の編集者として出版社で働いています。
あれ?
小説家になるという夢は叶っていないの?
アニメのエンディングを知る人たちにとって、これはちょっと残念な設定ですね。
もしかすると、物語の過程で小説家になるのでしょうか?
この設定は、恐らく物語において大きな鍵となるかと思われます。
【実写とアニメの違い③】テーマ曲がカントリーロードじゃない!
耳をすませば、と言えばアニメシーンでも度々出てきた人気曲「カントリーロード」。
実写でも「カントリーロード」が使われることを期待していましたが、残念なことにテーマ曲が「翼をください」となっていました!
この設定にはショックを受けた方も多いかと思います・・・
なぜ「翼をください」になってしまったのか?
企画した西麻美プロデューサーによると、その理由は、選曲の決め手となったのは、
・中学生が歌える、特別なことをしなくても触れたことがある曲
・歌詞とストーリーの親和性(遠距離恋愛をする雫と聖司をイメージ)
これらを考慮した結果、選ばれた曲が「翼をください」となったそうです。
10年後のストーリーに沿って選曲されたとはいえ、アニメでは「カントリーロード」に魅了された方も多いと思いますので、寂しい気がしますね。
【実写とアニメの違い④】「猫の恩返し」は出てこない
アニメ化もされたジブリ作品「猫の恩返し」は、雫が書いた物語であるという設定がスタジオジブリより公式に発表されていますが、この設定は映画に出てくるのでしょうか?
アニメ「耳をすませば」「猫の恩返し」の両方に出演している、猫のバロンが実写でも出演されていることから、何かしら伏線を感じさせる気はしますが・・・
もし雫が物語の過程で小説家になるとしたら、その作品の名前は一体何になるのでしょうか?
結論を言うと、残念ながら出てきませんでした。
ジブリファンにとっては、カントリーロードに加えてのダブルショックでしょう・・・
しかし、実写で雫が小説を書いているとなると、そのタイトルは一体何なのでしょうか?
気になる小説のタイトルと、その後の2人がどうなったのかは、映画でチェックしてみてくださいね!
耳をすませば実写10年後結末ネタバレ!アニメとの違いをまとめてみた!まとめ
耳をすませば実写10年後結末ネタバレ!
アニメとの違いをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
不朽の名作として人気のあるアニメ作品の実写化ということについて、気になるという声もありますが、アニメの結末が美しく純粋であることから、10年後の結末については想像に留めておきたいという声も少なくはありません。
設定の違いもあることから、アニメのイメージが崩れてしまうことについて懸念されている方もいらっしゃるでしょう。
ただやはり、2人が選んだ道、その先の未来がどうなっているのか・・・
気になってしまうのは確かですね。
10年も互いを想い続ける純粋さ、大人になってぶつかる大きな壁、そして長い時を経て再会する2人のこれからの恋物語・・・
果たしてどんな結末が待っているのでしょうか?
映画「耳をすませば」10年後の物語は2022年10月14日公開です!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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